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11月号特集 「多様性」の時代の国語教育
――価値・文化・時代の違いを受けとめることばの学び


 日本文学研究と国語教育研究を柱として発足した当協会は、今年で創立80年を迎える。その間、国語教育をとりまく状況は大きく変化した。
 「多様性」をめぐる問題は、今日の国語教育が直面する重要課題の一つである。国語科では長らく、私たちが価値・文化・時代的に共通の「文脈」の上に生きていることを前提としたテキスト読解を主たる内容としてきた。そこでは異なる「文脈」の中に生きる者の声に耳を傾けることはほとんどなかったといえる。ところが、日本語を母語としない学習者の増加、ジェンダー観や生活環境を背景とした差異など、教室空間の多様化は、共有を前提としてきた「文脈」を相対化し、その権力性を可視化した。共通の「文脈」を学び共有する意義は、もはや自明のものではなくなっている。
 「多様性」の時代に国語教育はどうありうるか。「決して誰も置き去りにしない」という理念の下、むしろ分からなさを前提に互いを誠実に「受けとめる」教室こそ、「多様性」の時代の学習者にとって意義と希望のあることばの学びの場たりうる。そもそも国語教育は、ことばによる他者との対話を目指してきた。ことばを通して今こことは異なる世界と出会い、また同じ時代にあっても異なる世界を生きる者、そこから見える別世界に出会うことに意義を見てきたのである。今、国語教育は、価値・文化・時代の違いを受けとめることを基盤とすることばの学びとして再構築されなければならない。国語教育の再構築は、「多様性」の時代における人文学の存在意義をも問うものである。日本文学・国語教育を往還する本誌だからこそ、この問題に真正面から取り組みたい。


     記

 一、締切 2026年8月15日 正午必着

 一、応募方法 新投稿規程を参照

『日本文学』編集委員会


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