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1月号特集 誌面共同発表

 
  ぜひ前回の「誌面共同発表」号(1月号)にお目通し願いたい。同号には2つの共同発表を掲載した。1本は大学と高等学校の教員を中心とした「文学教育」の「場」についての論考と「ジャムセッション」で、参加者は10名を超える。もう1本は近代文学に表れた「依存」についての座談会と論考で、同じ大学の学生に教員が加わり、1名は学部学生であった。このように従来の論文形式ではなく、むしろラウンドテーブルに近いものとして企画されたのが「誌面共同発表」である。
 具体的には、発表者数名で企画グループを構成し、自由にテーマ・話題・素材等を設定して発表・討議したものを活字化する形式をとりたい。構成人数はメインの発表者3~4名程度とするが、総人数の上限は定めない。同じ時代や分野を研究する者や、国語・文学教育の現場で同じ問題を共有する者、あるいは立場を異にする者同士が集まる場を提供したい。ただし、そのうち最低1人は会員の必要がある。
 1グループにつき、『日本文学』20~25頁(400字詰70~90枚)程度で活字化する予定である。形式は、ミニシンポジウム、座談会、実践報告等がある。討議の元となる原稿を何本載せるか等の構成も自由だが、一つの原稿で大部分を占めるような講演形式のものは認めない。
 全体の流れとしては、まず各グループが企画書(後記参照)を提出する。これを運営委員会で審査し、通過した時点で原則として本号への掲載が決定する。審査通過の連絡を受けた上で、各グループは企画を実施し活字化したものを『日本文学』に投稿するという手順である。ただし、企画書と大きく異なる場合や問題があると判断した場合は差し戻すことがある。
 学術的発表はもちろん、学会発表や論文投稿にはハードルが高いが自身の見解を発表して自由に意見交換する場や、教育現場で実践をしておられる方の談話・交流の場となれば幸いである。各グループの意欲的な企画と投稿を期待したい。

     記

 一、企画書提出締切 2023年7月25日(火)

 一、企画書はA4二枚とし、企画タイトル・グループの人数とメンバーの氏名(※お1人での申し込みはご遠慮下さい)・企画の主旨・形式・構成等についてまとめる。

 一、投稿締切 2023年11月10日(金)

『日本文学』編集委員会


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