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9月号特集　3月号特集「国語・文学教育のこれから――学びの場をつなぐ」をうけて

 
　　　昨年度に予定されていた大会シンポジウムは新型コロナウイルス感染症の影響により、誌上開催の形で三月号に掲載されることとなった。同号では国語教育は何を目指し、何をしてはならないのか、古典文学教育の存在意義、デジタル化のなかでの変化などをめぐって諸氏の論が展開し、さらに相互の議論文も交わされた。現状の問題点があぶり出され、新たな視野がひらかれたと感じている。しかし、当然ながら、それは完成形であったとは言えない。本来の開催形式であれば、フロアからの活発な質疑と討論も行われていたはずである。
　三月特集号を踏まえて、さらに国語教育の何が問題なのか、これからの国語教育はどうあるべきなのか、そのために国語教育・文学研究に携わるものは何をすべきなのか。改めて問い直してみたい。掲載論文への意見や反論も歓迎したい。また、そこで指摘されなかった角度からの新たな問題点・提案もあることだろう。
　変化に対応することは生存のために不可欠である。日本文学協会も変わらなくてはならない。そのために大きく舵が切られたことは既に御承知のことと思われる。さまざまな立場や観点、多様な方法論からの投稿を広くお寄せいただきたい。

　　　　　記

　一、締切　2021年6月15日
　一、枚数　35枚（400字詰）以内

『日本文学』編集委員会

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