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2月号特集 古代文学研究――この半世紀を問う

 
    二十世紀末を経て二十一世紀が到来し、約三十年続いた「平成」も終わりを迎え、新年号が始まった。この間に古代文学研究は、何を為してきただろうか。
 沖縄返還に伴い一九七〇年代から展開され始めた文学発生論、一九八〇年代に盛んになる様式論、一九九〇年代〜二〇〇〇年代の世界の混乱期に登場した「東アジア」という視点に立つ文学研究やテキスト論など、歴史社会の流れは古代文学研究の在り方にも大きな影響を与えてきた。つまり古代文学研究は、その時その時の社会の在り方に応じた「時代の関心」を踏まえ、それぞれの立場から古典文学に迫る方法を模索し、切磋琢磨を続けてきた。
 『日本文学』誌上では「古代文学研究の危機と可能性」(二〇〇二年五月号)、「古代文学研究の〈方法〉」(二〇一〇年五月号)と、古代文学研究はいかにあるべきかを模索してきたが、今あらためてこの半世紀の研究を振り返りたい。「古代」という現在からは最も隔たった、遠い時代の言葉で書かれた対象と向き合い、対話しようとする研究、現代の言葉とつながってはいるが徹底的に異なってもいる「他者」を相手どる研究であればこそ、現在に向けて提言できることがあるはずである。
 「他者」と向き合うための専門性を突き詰めたうえで語ることのできる古代文学研究の面白さとその意味は何か。それは正しい研究水準の把握のうえに成り立つはずである。それは時に厳しい批判をともなうかも知れないが、『日本文学』は発刊当初から、文学研究とはどうあるべきかを最も先鋭的に問いかけてきた雑誌である。この半世紀、古代文学研究は何を為してきたのか、忌憚なく問い直し、今後を見定める原稿をお寄せ頂きたい。
    

      記

 一、締切 2020年11月15日
 一、枚数 35枚(400字詰)以内

『日本文学』編集委員会


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