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■疋田雅昭著『小島信夫とは誰か
――再帰するテクストあるいは憑在論の方へ』■

2026年5月20日 水声社刊 629頁 8000円+税


ルーツ あるいは前書き

第一部 小島信夫の戦後 あるいは昭和(唱和)から平成(平静)へ
 第一章 公園で啼く あるいは「公園」を笑う――初期小説について(1)
 第二章 「ルーツ」を「笑う」 あるいは「テクスト」が「笑う」――初期小説について(2)
 第三章 「異界」としての吃音学院 あるいは「幻想」としての吃音――「吃音学院」(一九五三・昭和二八)を読む
 第四章 内面化と二重化――「アメリカン・スクール」(一九五四・昭和二九)を読む
 第五章 欲望する家族という悲喜劇――「馬」(一九五四・昭和二九)を読む
 第六章 「寓喩」の原エクリチュール――「島」(一九五六・昭和三一)を読む
 第七章 「家父長」 あるいは「恋愛」という困難――「裁判」(一九五六・昭和三一)を読む

第二部 「家族」をめぐる物語
 第八章 妻の死に至る「病」 あるいは「生き」続ける家族――「抱擁家族」(一九六五・昭和四〇)を読む
 第九章 細分化してゆく力と統合してゆく力――「別れる理由」(一九八二・昭和五七)を読む(1)
 第一〇章 ガブリエルのホルンは小島信夫を呼び起こす――「別れる理由」(一九八二・昭和五七)を読む(2)

第三部 テクスト化する小島信夫 あるいは小島信夫の「唱和」
 第一一章 「女流」とは誰か、何か――「女流」(一九六一・昭和三六)を読む
 第一二章 「墓碑銘」とは誰の名前か――「墓碑銘」(一九六〇・昭和三五)を読む
 第一三章 「内部」と「外部」の溶解――「菅野満子の手紙」(一九八六・昭和六一)を読む(1)
 第一四章 「菅野満子の手紙」は正しく「誤配」される――「菅野満子の手紙」(一九八六・昭和六一)を読む(2)
 第一五章 再帰という寓話――「寓話」(一九八七・昭和六二)を読む

第四部 「私」をめぐる物語
 第一六章 「ルーツ」のルーツをめぐる物語――「美濃」(一九八一・昭和五六)を読む「前書」
 第一七章 自己規定する「前書」 あるいは辿り着かない「ルーツ」――「美濃」(一九八一・昭和五六)の「前書」を読む
 第一八章 反転する「美濃」 あるいは逆照射される「前書」――「前書」から「美濃」(一九八一・昭和五六)を読む

第五部 小島信夫の「平静」 あるいはテクスト化する家族
 第一九章 自らの言葉を「解釈」すること あるいは「他者」の希求――「静温な日々」(一九八七・昭和六二)を読む
 第二〇章 「記憶」を「小説」にする力――「うるわしき日々」(一九九七・平成九)を読む(1)
 第二一章 「記録」を「小説」にする力――「うるわしき日々」(一九九七・平成九)を読む(2)
 第二二章 「外部」を否定すること――「各務原・名古屋・国立」(二〇〇二・平成一四)を読む
 第二三章 テクストは響き合う――「残光」(二〇〇六・平成一八)を読む

注
参考文献
結語 あるいは「あとがき」の代わりに


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