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鈴木裕子著『源氏物語の心と言葉』■

2026年1月19日 武蔵野書院刊 585頁 9600円+税


凡例
序にかえて――『源氏物語』の読み解きに向けて――

Ⅰ 歌の心と言葉
 第一章 光源氏と空蟬の和歌贈答場面から――「寝る夜なければ」・「益田は、まことになむ」考――
 第二章 六条の御息所の歌言葉――「山の井の水もことわりに」考――
 第三章 「文付け枝」という情報――「吹き乱れた刈萱」と「菊の気色ばめる枝」の場合――
 第四章 夕顔巻の和歌・「心当てに」歌をめぐって――〈不正解〉を導く方法――
 第五章 朝顔巻の光源氏と紫の上――歌言葉としての「石間の水」、「鴛鴦」をめぐって――

Ⅱ 物語の方法を探る
 第一章 朝顔の姫君の物語――長編化への方法を探って――
 第二章 夕顔をめぐる物語の方法――情報の伝達者・惟光、そして右近――
 第三章 末摘花巻の言葉――「ねたし」と「いとほし」を中心に――
 第四章 葵巻・六条の御息所の魂の言葉――寂しさの表出として――
 第五章 「死と救済」について考える――葵の上の死をめぐって――
 第六章 父としての光源氏――明石の姫君の教育をめぐって――
 第七章 紫の上の心と言葉――光源氏との対話場面から――
 第八章 夕霧巻の「紫の上の述懐」再考 第九章 末摘花巻の仏教的要素――維摩詰の沈黙との関わりを模索して――

Ⅲ 宇治十帖を読み解く 正編から続編へ
 第一章 〈家〉の経営と女性――「匂宮三帖」を読む―― 薫と大君の物語
 第二章 大君の〈結婚拒否〉への一試論――拒否することの意味・不変なることへの意思――
 第三章 大君の〈恋〉の物語――父を待ち続けた娘――
 第四章 夢に現れた八の宮をめぐって――大君を追いつめたもの、そして阿闍梨の「欲望」――
 第五章 薫論のために――独詠という快楽、あるいは「大君幻想」という呪縛―― 浮舟の物語
 第六章 浮舟の和歌・初期の贈答歌二首を読み解く
 第七章 浮舟の独詠歌――物語の終焉に向けて――
 第八章 『源氏物語』の僧侶像――横川の僧都の手紙をめぐって――
 終章 『源氏物語』を読み継ぐために――教室の内から、教室の外から――

初出一覧
あとがき
主要語句索引


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