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渡邊英理著『到来する女たち
――石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学』■

2025年6月30日 書肆侃侃房刊 397頁 2400円+税


はじめに
 一 集団・聞書き・女たち
 二 「思想文学」として読む
 三 三人の横顔
 四 本書の構成と概要 

第一章 はじまりとしての『サークル村』
 一 戦後文化運動と『サークル村』
 二 『サークル村』の「女性表現」
 三 九州の「南」
 四 「南」の女たち
 五 「南九州」の集団と文化
 六 「戦争小説」/「戦後文学」
 七 「エロス」と女たち
 八 〈非所有の(非)所有〉 

第二章 母の肖像/群像――中村きい子『女と刀』
 一 娘による母の伝記
 二 「南九州」の宗教と「差別」
 三 下級武士の娘
 四 不適切な擬態
 五 意に沿わぬ結婚
 六 抜かれぬ刀、女の争闘
 七 〈借り物〉からはじめる
 八 あらがねの肌と性愛 

第三章 連なり越えゆく世界を感受する――石牟礼道子『椿の海の記』
 一 あわいを漂う言葉
 二 交通と(被)開発の時空
 三 分解と再生産、「生類世界」とコモンズ
 四 家父長制とケアの実践
 五 ケアする人びと
 六 「女」という階級 

第四章 不透明な他者と女同志の絆――森崎和江『遙かなる祭』
 一 小説という言葉の機構
 二 放浪という運動性
 三 日本の二重構造
 四 批判としてのフィクション
 五 階級/性/「民族」
 六 異郷の神々と女たちの「交流」
 七 海と女の思想圏 

第五章 交差する言葉、流動する女たち
 一 「失対人夫」、「都市雑業層」
 二 階級と性、あるいは労働と愛
 三 「流民/型労働者」と被差別民
 四 「流民」の女たち
 五 到来する女/言葉 

註 
あとがき




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