■小林富久子著
『クァーキーな女たちの伝統――米文学者による日本女性作家論』■
2024年10月10日 彩流社刊 258頁 3000円+税 |
“Quirky”な女たちの伝統――序にかえて
第一章 大正期のパイオニア的フェミニスト女性作家たち
――田村俊子と宮本百合子
第二章 森三千代の「東南アジア」小説
――「国違い」「帰去来」における「民族」および「混血」のテーマ
第三章 反逆の構造
――円地文子『女坂』を読む
第四章 「黒さ」と想像力
――有吉佐和子『非色』の世界
第五章 「制度としての母性」対「経験としての母性」
――アドリエンヌ・リッチの「母性」論から読む一九六〇年代末―八〇年代の女性作家たち
第六章 山姥は笑っている
――円地文子と津島佑子
第七章 トニ・モリスンと津島佑子
第八章 「狭間」から書く在日コリアン女性作家たち
――李良枝『由煕』を中心に
第九章 世界/地球文学としての日本・韓国の女性文学
第一〇章 「ポストフェミニズム」世代としての「摂食障害小説」作家たち
――松本侑子、小川洋子、赤坂真理
第一一章 伊藤比呂美における「エコロジカル・フェミニスト」詩人への道筋
――「カノコ殺し」から『河原荒草』まで
引用・参考文献
あとがき
初出一覧
索引(人名・作品名/事項)
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