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中村三春著『物語主義――太宰治・森敦・村上春樹』■

2024年2月24日 七月社刊 317頁 3400円+税


はしがき

Ⅰ 物語と虚構の文芸学
 第1章 虚構論と物語論 イーグルトンとウォルトンの虚構理論から
 第2章 作者の理論・素描 加藤典洋・竹田青嗣のテクスト理論から
 第3章 テクスト・断片・コンテクスト 三浦玲一のグローバル文化理論から
 第4章 雑音調〈例外状態〉の文芸学 竹内敏雄の現代美学理論から

Ⅱ 小説と映画の物語
 第1章 蝕まれるべき友情 小説構造から見た『白樺』派の小説
 第2章 芥川龍之介のメタフィクション
 第3章 太宰治におけるテクスト様式の成立 初期小説の研究
 第4章 太宰治と複合的小説構造 作品集『女の決闘』
 第5章 太宰治『斜陽』とチェーホフ『桜の園』 ファルスのオリジナリティ
 第6章 森敦「月山」の小説と映画 〈境界〉などというものはない
 第7章 物語の変容 森敦『われ逝くもののごとく』と「ハーメルンの笛吹き男」
 第8章 村上春樹の小説と〈メタファー〉 『海辺のカフカ』と『騎士団長殺し』
 第9章 村上春樹の小説における戦争 『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『騎士団長殺し』と映画『ドライブ・マイ・カー』
 第10章 現実性の境界事象 小川洋子『原稿零枚日記』


あとがき
初出一覧
索引
主要著作年譜


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