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平井裕香著『川端康成の曖昧な声
――日本語の小説における文体と身体の交点』■

2024年3月15日 勉誠社刊 293頁 6000円+税


序章 二つの「体」が交わるところ――川端文学の声
 第一節 本書の焦点と川端の受容史
 第二節 川端の文体の曖昧さ
 第三節 小説の日本語の曖昧さ
 第四節 川端の身体の曖昧さ
 第五節 川端のモダニズム―リアリズム
 第六節 本書の構成

第一章 二重化する「私/僕」――「非常」と「処女作の祟り」
 はじめに
 第一節 二重化する時間
 第二節 二重化する回路
 おわりに

第二章 受け手としての作者――「十六歳の日記」
 はじめに
 第一節 聞き手としての作者
 第二節 読み手としての作者
 おわりに

第三章 鏡としての「私」――「浅草紅団」
 はじめに
 第一節 反転する「私」
 第二節 春子の役割
 第三節 反転させる「私」
 おわりに

第四章 「彼」という空白――「禽獣」
 はじめに
 第一節 幅のある現在
 第二節 結婚、愛玩、そして心中
 第三節 続きと終わり
 おわりに

第五章 鏡の中で響く声――「雪国」
 はじめに
 第一節 鏡像としての島村
 第二節 応じ合う言葉
 第三節 声とまなざし
 おわりに

第六章 焼かれることに抗う文字――「千羽鶴」と「波千鳥」
 はじめに
 第一節 あざに呪われる物語
 第二節 文子の手紙の宛先
 第三節 涙とふるえ
 おわりに

第七章 近づくことで嗅がれる匂い――「眠れる美女」
 はじめに
 第一節 二つの境界
 第二節 表面への暴力
 第三節 近さと匂い
 おわりに

第八章 「欠視」がもたらす肌触り――「たんぽぽ」
 はじめに
 第一節 視覚とその他
 第二節 存在と不在
 第三節 母と娘
 おわりに

終章 日本近現代文学の声
 第一節 本書のまとめ
 第二節 川端の声とジェンダー
 第三節 川端の声と言語
 第四節 声の[ポスト]モダニズム

参考文献一覧
あとがき


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