■山﨑眞紀子ほか著『日中戦時下の中国語雑誌『女声』
――フェミニスト田村俊子を中心に』■
2023年12月25日 春風社刊 364頁 4500円+税 |
はじめに 山﨑眞紀子
Ⅰ 総論
第1章 田村俊子と『女声』(山﨑眞紀子)
第2章 関露の『女声』への参加とその後(江上幸子)
「東京寄語」関露(須藤瑞代訳) 「東京憶語(精神病状態の日々)」関露(須藤瑞代訳)
第3章 アジア・太平洋戦争期の上海政治空間と国際関係――『女声』の性格を探る手がかりとして(石川照子)
Ⅱ 『女声』の戦略性
第4章 プロパガンダの「責任者」としての編集長・田村俊子――時事評論欄「国際新聞」「新聞網」「瞭望台」の検討から(渡辺千尋)
第5章 『女声』の映画スペース――日本に対する同調・忌避・〝好意〟(宜野座菜央見)
第6章 『女声』における「先声」と「余声」の意義(藤井敦子)
Ⅲ 関露と『女声』
第7章 『女声』誌上のジェンダー論――関露を中心に(江上幸子)
長編小説『黎明』第三章 関露(石井洋美訳 江上幸子解説)
第8章 『女声』劇評にみるジェンダー観――関露のみた海派話劇(中山文)
Ⅳ 田村俊子と『女声』
第9章 『女声』における「児童」ならびに豊島与志雄の童話(姚毅)
第10章 陶晶孫と田村俊子、そして『女声』(鈴木将久) 「日本からアメリカ、そして中国へ――追悼・佐藤女史」陶晶孫(藤井敦子訳)
第11章 『女声』における日本女性の存在と不在(須藤瑞代)
第12章 田村俊子主宰「信箱」――戦時下における私的言語の空間(山﨑眞紀子)
おわりに(山﨑眞紀子)
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主要執筆者のペンネームと執筆記事一覧
『女声』総目録
索引
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