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丹藤博文著『文学教育における読書行為の研究』■

2024年1月16日 ひつじ書房刊 385頁 7200円+税


序――文学教育の転回――
 読むことの危機と文学教育
 文学の機能としての読書行為(第Ⅰ部 読書行為論の系譜)
 言語論的転回以後の読みの教育(第Ⅱ部 読書行為の理論)
 ナラティヴ・メソッドの提案(第Ⅲ部 読書行為の方法)
 凡例


第Ⅰ部 読書行為論の系譜

第一章 文学の機能としての読書行為
 第1節 言語の機能をめぐって――西尾・時枝論争――
 第2節 行為へのいざない
第二章 文学教育における現実化の探究
 第1節 現実・形象・認識――現実認識・変革――
 第2節 文学体験の成立――問題意識喚起――
 第3節 主体と状況――状況認識――
第三章 読者と行為
 第1節 読みにおける形象の問題――主観・客観論争――
 第2節 読者の発見――十人十色――
 第3節 創造の読み――言語行動主体――
第四章 読書行為論の課題
 第1節 読みにおける感動の問題
 第2節 行為と行動のあいだ


第Ⅱ部 読書行為の理論

第一章 言語論的転回の地平
 第1節 言語論的転回とは何か、なぜ言語論的転回なのか
 第2節 読むことの転回
 第3節 現実性から行為遂行へ
第二章 行為遂行の基礎理論
 第1節 言語と行為
 第2節 文学と行為
 第3節 物語と行為
第三章 言語論的転回による読書行為論の再構築
 第1節 言語論的転回以後の読みの地平
 第2節 読みにおける主体とは何か
 第3節 方法としての読み


第Ⅲ部 読書行為の方法

第一章 行為遂行の方法
 第1節 ナラティヴ・メソッドとは何か、なぜナラティヴ・メソッドなのか
 第2節 読書行為を生成する語り
第二章 ナラティヴ・メソッドの分析
 第1節 ナラティヴ・メソッド① 形式に注目する――『スイミー』(レオ・レオニ)――
 第2節 ナラティヴ・メソッド② 出来事の展開の仕方をとらえる――『おてがみ』(アーノルド・ローベル)――
 第3節 ナラティヴ・メソッド③ 登場人物の変容を読みとる――『大造じいさんとがん』(椋鳩十)――
 第4節 ナラティヴ・メソッド④ 機能をとらえ指標を掘り起こす――『ごんぎつね』(新美南吉)――
 第5節 ナラティヴ・メソッド⑤ 語り方を読む――『ごんぎつね』(新美南吉)―― 補説 視点と焦点化
第三章 ナラティヴ・メソッドによる教材分析
 第1節 『アレクサンダとぜんまいねずみ』(レオ・レオニ)
 第2節 『おにたのぼうし』(あまんきみこ)
 第3節 『少年の日の思い出』(ヘルマン・ヘッセ)
 第4節 『走れメロス』(太宰治)
 第5節 『故郷』(魯迅)
 第6節 『なめとこ山の熊』(宮澤賢治)
第四章 ナラティヴ・メソッドの実践
 第1節 語りの行方――『一つの花』(今西祐行)――
 第2節 語りと行為――『モチモチの木』(斎藤隆介)――


結語――文学教育の可能性を問う――
 他者への想像力
 SNS時代の文学
 子どもに読みの方法を教える
 文学教育の新たな役割
 言葉は世界を変える

資料 『日本文学』国語教育関係論文目録 一九四九(昭和二四)年七月〜二〇〇九(平成二一)年八月
謝辞
初出
あとがき
人名索引
事項索引


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