■宮崎真素美著『鮎川信夫と戦後詩――「非論理」の美学』■
2024年10月17日 琥珀書房刊 295頁 5200円+税 |
1 鮎川信夫と金子光晴――愛をめぐる「すごい詩」
2 リリシズムはやはり僕をしめつけます――詩人鮎川信夫の出発
3 戦時下における〈水〉の形象――「LUNA」クラブの詩人たち
4 紀元二六〇〇年の反照――内閉と崩壊、そして虚無
5 「他界」から照らす「生」――北川透「戦後詩〈他界〉論」にふれて
6 「一つの中心」――論理化しないという論理
7 一九四七年の思惟――『荒地』・『肉体』・「桜の森の満開の下」
8 「繫船ホテルの朝の歌」と中原中也――〈倦怠〉をうたう詩人たち
9 黒田三郎・「蝶」の来歴――〈白い美しい蝶〉に結ぶもの
10 「荒地」と『詩学』
11 「歌う詩」と「考える詩」――詩劇をめぐる声
12 反芻される「荒地」――継承と批判の六〇年代
13 大岡信と鮎川信夫――詩はまるで、愛のようなものだ
初出一覧
あとがき
主要人名索引
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