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紅野謙介著『ことばの教育 日本語で読み、書き、考える』■

2023年3月1日 青土社刊 334頁 2400円+税


序章 国語の《曖昧さ》に固執する

第1部 暴走する教育改革――何が起きているのか
 第1章 「国語」改革における多様性の排除 教材アンソロジーの意義
 第2章 教科書が読めない学者たち
 第3章 新指導要領を「先取り」したテストに正当性はあるか
 第4章 上野さん、これは間違っています。
 第5章 共通テストの「国語」をどう評価するか

第2部 差異と反復――歴史をふりかえる
 第6章 文章を読むこと・表わすこと 日常のことばと学校のことばの回路
 第7章 教材の多様化と文学主義の解体
 第8章 国文学ナショナリズムと「危機」の言説
 第9章 「ゆとり」がほんとうに必要なのは教員である
 第10章 「教科日本語」の問題点 日本語・日本文化をめぐる教育の欺瞞性

第3部 論理と文学は対義語ではない――ことばをめぐる危機
 第11章 「読むこと」がなぜ批判されるのか 「国語」から「日本語」の教育へ
 第12章 「文学国語」は「論理国語」を包摂する 新「学習指導要領」のリニューアル
 第13章 「言文一致」運動と文学の役割 大塚英志『文学国語入門』を入り口に
 第14章 論理にとって文学とは何か 「学習指導要領」の破綻
 第15章 文学の有効性

おわりに


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