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竹内正彦著『源氏物語の顕現』■

2022年12月16日 武蔵野書院刊 509頁 10000円+税


Ⅰ 若きいろごのみの蹉跌
 第一章 そのそこの夕顔――「夕顔」巻における「心あてに」歌の解釈をめぐって――
 第二章 門前の随身――夕顔物語の始発をめぐって――
 第三章 覆面の光源氏――夕顔物語における伝承世界をめぐって――
 第四章 夕顔物語と「昔物語」

Ⅱ 仮構される聖代
 第五章 池のほとりの光源氏――「少女」巻の放島の試みを起点として――
 第六章 野に行く冷泉帝――「行幸」巻の大原野行幸をめぐって――
 第七章 儀礼の梅枝――「梅枝」巻における朝顔姫君をめぐって――
 第八章 御湯殿の儀の明石君――「若菜上」巻における明石の町の生誕儀礼をめぐって――

Ⅲ 苦悩する巨人
 第九章 光源氏の退屈――高崎正秀の源氏物語論をたどりつつ――
 第十章 女三宮のなつかぬ唐猫――柏木物語におけるその位相をめぐって――
 第十一章 光源氏の〈みさを〉――「若菜下」巻における「うたての翁」をめぐって――
 第十二章 〈みさを〉について――光源氏論のために――

Ⅳ 情念のゆくえ
 第十三章 〈もののけ〉の幻影――柏木の絶筆をめぐって――
 第十四章 柏木の文袋――封じ込められた最後の手紙をめぐって――
 第十五章 「あはれ、衛門督」考――『源氏物語』における右衛門督をめぐって――
 第十六章 「紙屋の人」を召す光源氏――「鈴虫」巻における柏木の位相――
 第十七章 扇をさし隠す夕霧――「夕霧」巻における夕霧の小野再訪をめぐって――

Ⅴ 終わりゆく世界
 第十八章 朧月夜の退場――「若菜下」巻における「作物所」をめぐって――
 第十九章 紫上の二条院――「若菜下」巻における転居を起点として――
 第二十章 死者なき葬儀――浮舟物語の収束をめぐって――
 第二十一章 夢のあとの明石中宮――明石一族物語の宇治十帖――


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