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慶應義塾大学『久保田万太郎と現代』編集委員会編
『久保田万太郎と現代 ノスタルジーを超えて』■

2023年10月25日 平凡社刊 434頁 4800円+税


序 万太郎の示した道(関根謙)

第一部 文学の巨人・久保田万太郎
 「三田文学」と久保田万太郎(田中和生)
 やつしの美の大家――近代俳句における万太郎の位置(恩田侑布子)
 久保田万太郎の横断性――新派、喜多村緑郎との関わりを中心に(長谷部浩)
 若き日の万太郎が見た能(西野春雄)
 久保田万太郎とその文学の今日性――「浅草」という名の「場所の霊」に捧げられた鎮魂・慰霊の挽歌(末延芳晴)

第二部 万太郎を知る
 交友録(富永真樹)
 万太郎の東京(清松大)
 小説から演劇をつくる――久保田万太郎・脚色の足跡(鈴木彩)
 一九四四年新年前後における久保田万太郎の上海体験(徐静波)
 「長」としての久保田万太郎――戦時情報統制下における文学(黒田俊太郎)

第三部 万太郎再発見
 情緒に溶かされる戦争――戯曲「月の下」から「霙ふる」へ(石川巧)
 演劇の新と旧との間で――久保田万太郎と小山内薫(熊谷知子)
 語り合う女性たち――久保田万太郎「波しぶき」を中心に(宮内淳子)
 “運命”の作り方――万太郎小説の仕掛け(福井拓也)
 万太郎、俳句に帰る――『藻の花』、『俳諧雑誌』にみる大正期前半の足跡(田部知季)
 万太郎の戦時下上海への訪問と観劇――愛国劇「文天祥」をめぐって(中村みどり)

エッセイ
 失われた時を求めて――折口信夫から見た久保田万太郎(安藤礼二)
 万太郎作品演出の可能性(生田みゆき)
 「くづれやな」から「大寺学校」へ(池澤夏樹)
 シン・浅草風土記(泉麻人)
 世間話の文学(萩野アンナ)
 「朝顔」――酒ともろさへの第一歩(加藤宗哉)
 今演出する久保田万太郎(五戸真理枝)
 「春燈」主宰・久保田万太郎――独自の結社観と選句姿勢(鈴木直充)
 十七音のかげ(髙柳克弘)
 寒おすな(出久根達郎)
 三田俳句の流れ、そして万太郎(行方克己)
 謎の怪魚(村松友視)
 いない男(持田叙子)
 万太郎ノート(吉増剛造)
 脚色家の矜持(四方田犬彦)

イラスト・エッセイ
 万太郎の「弱さ」――『久保田万太郎の履歴書』を描いた理由(大高郁子)

万太郎を読みはじめる方へのガイド
久保田万太郎年譜
久保田万太郎記念講座講師一覧
あとがき


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