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日高昭二著『重ね書きする/される彼ら――大正文学論集』■

2022年7月7日 翰林書房 550頁 5000円+税


まえがき

第一章 重ね書きする/される彼ら 重ね書きする/される有島武郎――ポスト・ユートピアの時代 構成される〈社会〉――中村春雨/吉蔵の「新社会劇」 表象としての“光”――生田長江の戯曲『円光』をめぐって 越境する表象――有島生馬・イタリア映画・小山内薫 評伝劇の遠近法――真山青果『桃中軒雲右衛門』

第二章 通俗小説の修辞学 久米正雄『蛍草』精読――ズーデルマン・連鎖劇・恙虫病 大正期「挿絵入り小説」の問題――菊池寛『真珠夫人』と鰭崎英朋 「ユーディット」の誘惑――『真珠夫人』の向こう側 通俗小説の政治学――中村武羅夫の場所

第三章 交錯する座標 浮上する身体――徳田秋声『奔流』その他の短篇 附――徳田秋声『四十女』の遠近法 記憶の地誌/想起の空間――上司小剣『東京』をめぐって 大正十一年(一九二二)の文学 〈関東大震災〉の記号学――秋田雨雀『骸骨の舞跳』をめぐって 書簡のドラマ/ドラマとしての書簡――大正の作家たちについて

第四章 アヴァンギャルドの方へ アヴァンギャルドの文脈――「立体派」と「表現主義」をめぐって 堀辰雄とアヴァンギャルド――いわゆる「立体派」の詩脈をめぐって 言語の網状組織へ――横光利一『頭ならびに腹』私註 横光利一・川端康成――「表現主義」一斑 「アメリカニズム」についてのノート――モダニズム文学再考のために

第五章 彼らのChushingura/忠臣蔵 「近代忠臣蔵」というステージ 彼らのChushingura/忠臣蔵――表象としての〈日本〉 大坂の陣と近代文学

初出一覧
あとがき
人名索引


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