■中村三春著『接続する文芸学――村上春樹・小川洋子・宮崎駿』■
2022年2月22日 七月社刊 345頁 3500円+税
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はしがき――物語は接続する
序説 接続する文芸学 語りの〈トランジット〉
Ⅰ 村上春樹
第1章 「壁」は越えられるか――村上春樹の文学における共鳴
第2章 運命・必然・偶然――村上春樹の小説におけるミッシング・リンク
第3章 見果てぬ『ノルウェイの森』――トラン・アン・ユン監督の映画
Ⅱ 小川洋子
第4章 小川洋子と『アンネの日記』――「薬指の標本」『ホテル・アイリス』『猫を抱いて象と泳ぐ』など
第5章 小川洋子と〈大人にならない少年〉たち――チェス小説としての『猫を抱いて象と泳ぐ』
第6章 小川洋子『琥珀のまたたき』と監禁の終わるとき――『アンネの日記』とアール・ブリュットから
Ⅲ 宮崎駿/宮澤賢治
第7章 液状化する身体――『風の谷のナウシカ』の世界
第8章 宮崎駿のアニメーション映画における戦争――『風の谷のナウシカ』から『風立ちぬ』まで
第9章 変移する〈永遠の転校生〉物語――伊藤俊也監督『風の又三郎 ガラスのマント』
注
あとがき
初出一覧
索引
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