■九里順子著『詩の外包』■
2021年12月10日 翰林書房刊 255頁 2400円+税
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Ⅰ モダンの街角
見せること、隠すこと
一九七二年のさびしさ
しあわせ、それともかっこよさ
地下茎
色硝子のムード・コーラス
骨まで、逢わずに愛して
葦原の女
地球の肉体
花は生きている
岩を毀つ
〈在ること〉のざわめき
リボン・ケーキ/蝶々結び
モダンの街角
ずれることから
おすもうさんの鈴
唐獅子牡丹
恋は水色の洋館
私の中の少年少女
山の遠近法
マッチを覗く
瞼の窓
家々や
硝子瓶の山水
菫からゴリラ
始まりの想像力 何となく、西行
空には言葉がある
飛び越えるな、すり抜けよ /
Ⅱ 詩の外包
一 長い赤いきれをふむ
二 紅の女たち
三 数寄屋橋の夕映えに
四 燃え上がるリズム
五 つらつらつばき
六 風景に声が見える
七 「死んでも」歌謡曲
八 犀星、硝子戸と遊ぶ
九 残像の津村信夫
十 木下夕爾と広島の〈窓〉
十一 山姥と山姫
十二 「仙姫」の行方 /
Ⅲ 見えてくるもの
庄野潤三『夕べの雲』――日常への意志――
木下夕爾、陰影の詩人
狛犬の道
たんどう谷、ゴトゴト谷
山桜の街角で――後書きに代えて
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