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小島基洋・山﨑眞紀子・髙橋龍夫・横道誠編『我々の星のハルキ・ムラカミ文学――惑星的思考と日本的思考』■

2022年10月5日 彩流社刊 335頁 2700円+税


はじめに――「日本」の村上と「惑星」のムラカミ(小島基洋)

 ◉翻訳◉

第1章 ヨーロッパに浮かぶ二つの月――村上春樹『1Q84』を翻訳すること(アンナ・ジェリンスカ=エリオット、メッテ・ホルム)
第2章 村上春樹『国境の南、太陽の西』の新旧ドイツ語訳(横道誠)
第3章 一九八五年の「相棒」とは誰だったのか――短編「パン屋再襲撃」の翻訳をめぐって(小島基洋)

 ◉歴史/物語(hi/story)◉

第4章 『海辺のカフカ』における時空――少年Aをめぐる方法としての歴史性(髙橋龍夫)
第5章 村上春樹作品にみる「神話的思考」と物語の構造(内田康)

 ◉海外作家◉

第6章 『羊をめぐる冒険』をめぐるゴールド・ラッシュの点と線――初期三部作に刻まれたジャック・ロンドンの痕跡(星野智之)
第7章 ここは僕の場所でもない――フィッツジェラルドからチャンドラー、そして村上へ(ジョナサン・ディル)

 ◉紀行◉

第8章 村上春樹の紀行文と小説における相互影響について――なぜ『多崎つくる』は名古屋にもフィンランドにも「行かずに」書かれたか(林真)
第9章 『ノルウェイの森』誕生の地ローマ・トレコリレジデンス探訪記――村上春樹『遠い太鼓』から探るローマで誕生した意味(山𥔎眞紀子)
第10章 『海辺のカフカ』を歩く――舞台としての香川・高松(髙橋龍夫)

 ◉村上春樹関係年譜◉(平野芳信)

おわりに――加藤典洋「的思考」と村上/ムラカミ批評の未来(小島基洋)


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