■田近洵一著『国語教育革新の視点――「学び」を通して、人間として生きる――』■
2022年7月31日 東洋館出版社刊 288頁 2800円+税 |
まえがき
一、「国語」の授業改革――「問い」を立て、追究する
1 「問い」を立て、追究する説明文の読み
2 「問い」を立てる――説明文(情報テキスト)の場合
3 「問い」を立て、「追究する過程」としての学び(文学の読みの学習)
4 「問い」を生む〈読み〉――「問い」を立て追究する文学の〈読み〉の成立のために
5 「問い」を立てる――文学テキストの読みの場合
6 文学の読みの授業――初読から、再読へ 補説 印象点の〈読み〉
7 講演 「問い」を立て「追究する過程」としての国語学習(於、山口大学)
8 子どもが生きる〈創造の読み〉の授業
二、国語科革新の視点――学習の内容・方法を問い直す
1 国語教育復興論――子どものことばの現実から
2 情報の処理・活用の教育
3 情報化に対応する国語科――ことばの学習としての情報受容・活用教育の実践
4 自己学習力としての情報活用能力の育成
5 国語教育における「情報リテラシー」の開発(講演)(於、大阪教育大)
6 言語活用力育成の視点からの情報活用活動
7 国語教育における創造性――読みの指導を中心に
8 国語教育の革新――教科構造・学習内容・学習活動すべての見直しの視点
三、学力論の新視点――明日をのぞむ学力観の構築
1 国語学力に関する研究の史的展開と今後の課題
2 基礎・基本の学力――国語学力論(1)
3 価値生成にはたらく「機能としての言語能力」――国語学力論(2)
4 他者=異質性を受容する能力を育てる――国語学力論(3)
5 学力としての自己学習能力を育てる――文化的内容体系と学力の体系
6 ことばの危機の克服と国語学力の育成
四、「創造」の国語教育学――歴史をふまえて、明日を問う
1 「追究・創造の過程」としての母語の教育――国語教育原論の構築
2 言語生活主義教育の再構築――グローバリゼーションと国語教育のアイデンティティー
3 国語科目標論に関する研究の成果と展望
4 言語活動主義と言語能力主義――時枝誠記の「学習指導要領試案」をめぐって
付録 講演 幼児のことばの教育――言葉の学びの原点 人とのかかわりを育て、子どもの心を育む言葉の教育(習志野市立大久保東幼稚園)
あとがき
初出一覧
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