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助川幸逸郎・幸坂健太郎編著『文学授業のカンドコロ:迷える国語教師たちの物語』■

2022年7月7日 文学通信 230頁 1900円+税


メイキング・オブ・この本(助川幸逸郎)
凡例
まえがき、のようなもの――スケガワ先生の独白――
登場人物紹介

第1章 「視点」を意識する――ごんぎつね・走れメロス・羅生門
 1 「走れメロス」は友情の物語だと思っていたが…… 
 【コラム】「視点」(岡田真範)
 2 物語や小説には「視点」がある
 3 「ごんぎつね」と視点――仕掛けられたトラップ?
 4 視点は行ったり来たりする
 5 「羅生門」を下人以外の視点で読んでみる――「作者」という目立ちたがり屋
 6 日本語の書きことばの特性
 7 文学の「視点」は同時代の世界の問題にもつながる
 後日談 スケガワ先生から出された宿題に対する、コウサカ君の回答

第2章 「語り手」を意識する――海の命・少年の日の思い出・鏡
 1 「鏡」は本当にあったのか
 2 事情聴取――「事実」や「真実」はそのまま語られるのか?
 【コラム】「語り手」(山中勇夫)
 3 では「海の命」の語り手は?
 4 語られた内容から語り手の思いを探る
 5 「少年の日の思い出」の語り手を考えてみる

第3章 「語り手」にも認識できない世界を意識する――白いぼうし・故郷・舞姫
 1 「語り手は万能、一番えらい」ではうまくいかない
 2 語り手に共通する問題点
 3 「白いぼうし」の語り手の背後にある世界
 4 語り手にも認識できない世界の論理
 5 「舞姫」の語り手の背後にある世界
 6 「作品の語り手」「語り手を語らせている存在」「作者」はそれぞれ違う
 【コラム】「語り手をいまある姿で語らせている存在」と「作者」(助川幸逸郎)
 7 「自分と違う世界」への扉をどう開くのか
 8 「故郷」の語り手の背後にある世界
 9 読者に問いかけるための設定

作品集 ごんぎつね 走れメロス 羅生門 海の命 少年の日の思い出 鏡 白いぼうし 故郷 舞姫

あとがき、のようなもの――コウサカ君の独白――
本当のあとがき(幸坂健太郎)
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