■泉谷瞬著『結婚の結節点―現代女性文学と中途的ジェンダー分析―』■
2021年6月10日 和泉書院刊 325頁 3600円+税
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序章
第一部 結婚の境界線を探ること
第一章 労働と結婚を繋ぐもの
――山本文緒・絲山秋子の女性表象から――
第二章 暴力からの脱出/他者への接近
――津村記久子「地下鉄の叙事詩」論――
第二部 異性愛主義の延命
第三章 結婚をめぐる争い
――笙野頼子『説教師カニバットと百人の危ない美女』論
第四章 教化される感覚
――多和田葉子「犬婿入り」論――
第五章 包囲される/衝突する女性同性愛
――松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』における欲望と関係性――
第三部 選択肢としての結婚/まとわりつく結婚
第六章 親族関係という「蜘蛛の巣」
――金原ひとみ作品の二人組と結婚――
第七章 「不幸」な結婚が意味するもの
――鹿島田真希「冥土めぐり」論――
第八章 「家族」を作らないという選択
――姫野カオルコの介護作品を中心に――
終章
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