■兵藤裕己著『物語の近代 王朝から帝国へ』■
2020年11月17日 岩波書店刊 308頁 2800円+税
|
はじめに――ものがたりとは何か
Ⅰ 主体/自我という病
ラフカディオ・ハーンと近代の「自我」
王朝の物語から近代小説へ――語りの主体から自我へ
Ⅱ 近代小説と物語
泉鏡花の「近代」
泉鏡花、魂のゆくえの物語
北村透谷と他界、異界
Ⅲ 物語の声と身体
声と知の往還――フォーミュラ
踊る身体、劇的なるもの
オーラル・ナラティブの近代
Ⅳ 物語/テクスト/歴史
ものがたりの書誌学/文献学
物語テクストの政治学
歴史語りの近代
歴史学と「物語」史観について
おわりに――ものがたり(物語)論のゆくえ
|
Copyright (C)2006 日本文学協会, All Rights Reserved.
|