■日比嘉高編『疫病と日本文学』■
2021年7月15日 三弥井書店刊 247頁 2500円+税
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はじめに
疫病と日本文学――千年の表現史を追う(日比嘉高)
■疫病の今をよむ パンデミック小説の地図を書く(日比嘉高)
コラム 生き延びていくために
――金原ひとみ「アンソーシャル ディスタンス」と「腹を空かせた勇者ども」(飯田祐子)
俳句と疫病――コレラとコロナウイルスの句を読む(藤田祐史)
コラム 疫病と日本語(宮地朝子)
鬼は“そこ”にいる、しかし“それ”は遍在する――疫病とエクリチュールと(高木信)
コラム 隠喩としての「戦争」、隠喩としての「埋葬」
――閻連科と方方の文学から疫病を考える(尹芷汐)
■疫病をふりかえる 人喰い鬼と疫病神――「大正」を襲った「流行感冒」(島村輝)
コラム 伝記にみる医師とコレラ(榊原千鶴)
中世説話の「心」をもつ病――『今昔物語集』を中心に(中根千絵)
コラム 疫病を表象する信仰の文学暼見(近本謙介)
コロナとコロリ――幕末の江戸災厄体験記の奇書『後昔安全録』とその著者について(塩村耕)
王朝文学における疫病(大井田晴彦)
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