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井浪真吾著『古典教育と古典文学研究を架橋する
                国語科教員の古文教材化の手順』


2020年3月23日 文学通信刊 342頁 2700円+税


序章 古典教育の課題
   第一節 相互疎外状況から見える課題
   第二節 本書の方法

第一部 教材分析の方法――『宇治拾遺物語』の表現とその位相を考える

 第一章 最新研究の調べ方――説話研究と『宇治拾遺物語』研究の現在
   第一節 説話研究の現在
   第二節 『宇治拾遺物語』研究の現在
   第三節 これからの『宇治拾遺物語』研究にむけて

 第二章 先行研究の調べ方――『宇治拾遺物語』の表現はどう分析されてきたか
   第一節 転回した説話研究
   第二節 佐藤晃――説話排列、相対化
   第三節 荒木浩――読書行為
   第四節 森正人、小峯和明、竹村信治――言語行為、言語場
   第五節 先行研究を整理する

   コラム1 文学研究の成果を知るために

 第三章 表現を分析する――『宇治拾遺物語』の表現の実際
   第一節 他者の言葉への懐疑
   第二節 〈他者のことば〉と対話(1)――〈歴史〉をめぐって
   第三節 〈他者のことば〉との対話(2)――〈信〉をめぐって

 第四章 言語場を分析する――『宇治拾遺物語』が営まれた空間
   第一節 『宇治拾遺物語』と文学場
   第二節 『宇治拾遺物語』と仏教場

第二部 教材化の前に考えておきたいこと――古典教育の目標と古典教材を考え直す

 第一章 中等教育における国語科教科書の中の古典教材の現状――説話教材を中心に
   第一節 教科書の古典教材の現状
   第二節 入門教材としての説話教材
   第三節 中等教育における国語科教科書の説話教材
   第四節 〈入門教材としての説話教材〉の問題

 第二章 国語教育誌の中の〈古典〉――国語教室で創られる〈古典〉
   第一節 〈古典〉を取り巻く現状
   第二節 カノンとしての〈古典〉
   第三節 関係概念としての〈古典〉
   第四節 国語教室で創られる〈古典〉に対する疑義
   第五節 国語教室の〈古典〉とその更新に向けて

   コラム2 古典教育研究・古典教育実践を知るために

 第三章 公共性・主体・古典教育――50年代における益田勝実古典教育論
   第一節 国語教育に関する益田勝実の仕事
   第二節 益田勝実と文化運動
   第三節 益田勝実の文学教育論
   第四節 益田勝実の古典教育論
   第五節 公共性・主体・古典教育

 第四章 公共性・言説の資源・古典教育――60年代における益田勝実古典教育論
   第一節 益田勝実の反省
   第二節 柳田国男との出会い
   第三節 60年代における益田勝実古典教育論
   第四節 公共性・言説の資源・古典教育

第三部 教材化の構想――『宇治拾遺物語』を例に

 第一章 教室の『宇治拾遺物語』
   第一節 中等教育国語科教科書の『宇治拾遺物語』
   第二節 『宇治拾遺物語』に対する教材観
   第三節 国語教室の『宇治拾遺物語』

 第二章 『宇治拾遺物語』の教材化にむけて
   第一節 これからの古典学習にむけて
   第二節 公共的空間
   第三節 テキストの対話、テキストとの対話
   第四節 『宇治拾遺物語』と公共的空間

 第三章 『宇治拾遺物語』の教材化案
   第一節 第104段の編述
   第二節 第104段教材案

   コラム3 説話(集テキスト)の表現・教材分析のために



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