■井上眞弓編『狭衣物語 文学の斜行』■
2017年5月24日 翰林書房刊 349頁 7000円+税
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【特別寄稿論文】 能〈狭衣〉小考――能劇としての可能性(田村良平(村上湛)) /
Ⅰ 内なる斜行 書き付けから始まる〈恋〉――『狭衣物語』中将妹君の登場を読む(井上眞弓)
性空上人と『狭衣物語』――聖たちの時空を〈斜行〉する狭衣(井上新子)
〈斜行〉する狭衣の生――狭衣の内面と「世」のかかわりから(水野雄太)
『狭衣物語』諸本を〈斜行〉する古歌――「あな恋し」歌の引用をめぐって(萩野敦子)
「斜行」する「形見」たち(野村倫子)
結ぼほる大君――『夜の寝覚』の斜行するまなざしをめぐって(三村友希)
『狭衣物語』を斜行する者――大弐の乳母をめぐって(千野裕子) /
Ⅱ 関係性の斜行 『夜の寝覚』――斜行する〈源氏〉の物語(乾澄子)
『夜の寝覚』の寒暖語と〈風〉――物語展開における働き(山際咲清香)
『いはでしのぶ』における『狭衣物語』享受――邸宅の名称から(勝亦志織)
『木幡の時雨』継子いじめからの《斜行》――母娘・姉妹の物語へ(伊達舞)
『恋路ゆかしき大将』における法輪寺――文学作品に見えるイメージの斜行(横山恵理)
英訳された『とりかへばや』――〈斜行〉する『とりかへばや』の世界(片山ふゆき)
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