■西田谷洋編
『女性の語り/語られる女性 日本近現代文学と小川洋子』■
2015年12月17日 一粒書房刊 89頁 私家版
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川上弘美『センセイの鞄』論――語り手による物語の生成(上野未貴)
現代から反戦への語りを代行すること――立原えりか「アイスキャンデー売り」(舟橋恵美)
女語りと自己承認――村上春樹「眠り」「加納クレタ」「緑色の獣」「氷男」(西田谷洋)
周囲に目覚めさせられた性――田村俊子「枸杞の実の誘惑」(高木佐和子)
千春の戦術――江國香織「藤島さんが来る日」(高田雅子)
孤独を演じるということ――江國香織「ねぎを刻む」(山道貴代)
小川洋子教科書教材を読む
物語による弔い――小川洋子教科書教材の世界(高木佐和子)
過去との邂逅――「トランジット」(西田谷洋)
例外状態のゆくえ――「バックストローク」(高木佐和子)
虚構の効用――「飛行機で眠るのは難しい」(高木佐和子)
おぞましき距離化――「果汁」(西田谷洋)
過去を超えて今を見つめること――「リンデンバウム通りの双子」(高木佐和子)
ポスト・ヒューマンの内実――「博士の愛した数式」(西田谷洋)
捏造する守護天使――「巨人の接待」(西田谷洋)
カタストロフからの救済――「ハキリアリ」(西田谷洋)
あとがき――江國香織「ねぎを刻む」から(西田谷洋)
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