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山田夏樹著『「ドヤ街」から読む「あしたのジョー」』


2020年10月30日 昭和女子大学近代文化研究所刊 96頁 1000円+税


はじめに 

序章 同時代評の限界――反体制の枠組みを超えて
 1 山谷の暴動とジョー――力石登場以前
 2 左右のせめぎあい――〈実行〉の場としての「ドヤ街」
 3 ジョーの「あした」とは――「ドヤ街」と可能性 

第1章 比喩としての肥大化した身体――「壁」解体の試み
 1 ボクサーとしてのジョー――手段と目標
 2 ボクシングとは――戦後とスポーツ
 3 戦後日本への批判意識――梶原一騎の「個人主義」
 4 金は「力石におとる」のか――「立ちあが」り続けること
 5 「過去」と「あした」――力石の再浮上 

第2章 変化する「ドヤ街」――「過去」との対峙
 1 金の「過去」と現在――「地獄」をめぐって
 2 「引き揚げ」と現在――ちばてつやの「非定住者感覚」
 3 描きかえられる「ドヤ街」――ちばてつやとジョー
 4 「焼跡のイエス」の後継者たち――「少年」とジョー
 5 「なみだ橋」と懸け橋――「チビ連」との関わり 

第3章 〈人間〉化するジョー――戦後を問う姿勢
 1 「あした」の力石――マンモス西との差異
 2 ボクシングによる描きかえ――「あした」と現実
 3 「クロスカウンター」とは――先行者との交わり
 4 力石の死――「とことん打ち合うこと」の両義性
 5 グローブのゆくえ――ジョーと葉子 

おわりに



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