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小平麻衣子編『『文藝首都』――公器としての同人誌』


2020年1月6日 翰林書房刊 334頁 3600円+税


序章 『文藝首都』――文壇を支えた同人誌(小平麻衣子) / 

第一部 文壇への期待/
文壇からの期待 文学懸賞が生んだ同人誌――『改造』懸賞創作と『文藝首都』の関わり(和泉司) 『文藝首都』の〈批判〉のモード――保高徳蔵・青野季吉を軸として(尾崎名津子)
 「素朴な、人間本然の心」を詠う――〈林芙美子〉の文壇における生存戦略(村山龍) 
大原富枝「女流作家」への道――『文藝首都』から「婉と言う女」へ(富永真樹) 
作家が語る・作家に聞く1 勝目梓 / 

第二部 居場所のきしみ 
金史良の日本語文学が生成された場所としての『文藝首都』
          ――「土城廊」の改作過程を中心に(高橋梓) 
台湾植民地作家龍瑛宗の『文藝首都』を通じたアジア作家との交流(王惠珍) 
戦後直後『文藝首都』に見られる「移動」から「旅行」への転換(ジェラルド・プルー) 
実作者ナカガミケンジの覚悟――『さんでージャーナル』と『文藝首都』を中心として(松本海) 
作家が語る・作家に聞く2 紀和鏡 / 

第三部 労働とペンの力学 
「沃土」とは別の仕方で語ること――『文藝首都』における和田伝(椋棒哲也) 
「あけくれ」から「峠」「糸の流れ」へ――『文藝首都』のなかの早船ちよ(井原あや) 
国鉄勤労詩論争の周辺――『文藝首都』と労働者(小長井涼) 
医師がペンを執るとき――なだいなだと宗谷真爾(𠮷田司雄) 
作家が語る・作家に聞く3 飯田章 / 

第四部 例外状況を生き抜く 
上田広「黄塵」と文学の〈大衆性〉への欲望
             ――『文藝首都』から『大陸』への転載をめぐる問題系(清松大)
「創作指導雑誌」という姿勢――戦時下における『文藝首都』の位置(小川貴也) 
金達寿「塵芥」におけるパラテクストの可能性(クリスティーナ・イ) 
「小野京」としての林京子――『文藝首都』発表作品の位相(島村輝) 
作家が語る・作家に聞く4 佐江衆一 『文藝首都』年表




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