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榊原千鶴著『皇后になるということ 美子と明治と教育と』

2019年12月18日 三弥井書店刊 233頁 2300円+税

はじめに 
第一章 天皇のために! 問われる覚悟
 夜ごとの歓談「内廷夜話」
 天皇、美子を内廷夜話に同席させる
 天皇は歴史好き
 「明治の紫式部」と呼ばれた税所敦子
 学びはじめる女官たち
 税所敦子が編纂した『内外詠史歌集』
 天皇を守る女性たち
 美子が説く臣下のありかた
 時代を超える弟橘媛の物語
 天皇と美子と『帝鑑図説』
 女官たちへの訓戒
 講義の効果 

第二章 ふたりの指導者と「嫉妬はするな」の教え
 「大事ノ爺々」元田永孚
 副島種臣の「神怪」が語る美子と永孚
 めざすべきは子孫繁栄
 上杉鷹山が孫娘に贈った教え
 中国の女訓書「女四書」
 厳しかった若江薫子
 勤王の志を貫いた女丈夫
 若江薫子が残した『和解女四書』
 元田永孚による年頭の講義 

第三章 武器としての学問
 「杞憂独語」が説く国のありかた
 美子への戒め
 断行された宮中改革
 「女の王」としての美子
 「女四書」『内訓』と若江薫子の教え
 現実の政治とのかかわりかた
 西欧化への協力 

第四章 国民への道徳教育『明治孝節録』
 『明治孝節録』成立の経緯
 福羽美静と近藤芳樹
 善人伝の系譜と素材
 追い詰められる女性
 『明治孝節録』の普及状況
 逸脱する女性 

第五章 新しい時代の模範的女性像『婦女鑑』
 前提としての『幼学綱要』
 『幼学綱要』にみる女性説話
 『幼学綱要』の文化的土壌
 『幼学綱要』成立前後の教育をめぐる状況
 華族女学校と『婦女鑑』
 『婦女鑑』にみる西洋話
 「陋習」としての多妾制)



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