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村山龍著『〈宮澤賢治〉という現象
――戦時へ向かう一九三〇年代の文学運動』


2019年5月30日 花鳥社刊 384頁 5800円+税


序論 読みのメカニズムはいかに駆動するか
      ――崩壊の危機のたびに再創造される〈宮澤賢治〉――

第一部 〈世界全体〉再創造の時代――一九三〇年代の文学運動――
  第一章 エスペラントは日本近代文学にどう受容されたか
          ――世界同時性の文学へ――
  第二章 〈世界全体〉をつくり直そうとするプロレタリア文学運動
          ――その射程と限界――
  第三章 モダニズム文学が開いた大東亜共栄圏への通路
          ――春山行夫‐T・S・エリオット‐西田幾多郎――
  第四章 統制と自由、二つの顔を持つ文藝懇話会
          ――〈禁止〉から〈改善〉への転換点として――
  第五章 〈地方〉的であることの相克
          ――一九三〇年代の『岩手日報』学芸欄を読む――

第二部 一九三〇年代に〈宮澤賢治〉はどのように現れ、機能したか
  第六章 賢治没後の作品公表史
  第七章 一九三四年以後の賢治受容のメルクマール
          ――横光利一の文藝春秋講演会での発言――
  第八章 初期受容における評価の変遷
          ――論者の自画像となる〈宮澤賢治〉――
  第九章 横光利一と保田與重郎による再創造
          ――ローカルなコスモポリタンとしての〈宮澤賢治〉へ――
  第一〇章 〈宮澤賢治〉がもたらしたユートピア
          ――昭和期農民文学運動とアナキズム――
  最終章 宮澤賢治による文学的再創造
          ――「おまへはあのプレシオスの鎖を解かなければならない」――


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