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河野龍也著『佐藤春夫と大正日本の感性――「物語」を超えて』


2019年3月20日 鼎書房刊 412頁 5500円+税



第一部 「物語」を超えて 起源の探求とアイデンティティー 第
一章 「日本人ならざるもの」の誕生――うつろなるフルサトを求めて 
第二章 『田園の憂鬱』論――自己探求の中の〝隠された公式〟 
第三章 「女誡扇綺譚」論――「物語」を超えて / 

第二部 デザインされる「心」 自己存在をめぐって 
第四章 画家の目をした詩人の肖像――表象と現前のはざまで 
第五章 「或る男の話」論――高等物置の秘密 
第六章 『田園の憂鬱』成立考――無意識という暗室 / 

第三部 詩・小説・批評 ジャンル論の実践 
第七章 「自我」の明暗――初期小説と「詩情」 
第八章 「旅びと」論――紀行と小説 
第九章 「秋刀魚の歌」と「剪られた花」――「詩」を拒む「詩人」 / 

第四部 異郷への旅 「日本人」であることの不安 
第一〇章 「女誡扇綺譚」と台南――世外民たちの横顔 
第一一章 『南方紀行』論――歴史と物語のあいだ 
第一二章 眠る男と煙の女――「日本人」であることの不安 

付録1 「故郷」の幻影を「疎開先」に追う――戦後の創作ノートから 
付録2 『田園の憂鬱』における「気分」「気持」「心持」の全用例 
付録3 佐藤春夫「私小説」一覧(大正~昭和初期・臨川書店全集三巻~七巻)
初出一覧 薔薇の誘惑――あとがきに代へて




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