■鳥羽耕史・山本直樹編『転形期のメディオロジー
一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』■
2019年9月20日 森話社刊 343頁 4500円+税
|
序文 転換期としての一九五〇年代(山本直樹)
Ⅰ 活字・出版メディア
01 ガリ版、連環画、幻灯から映画、テレビへ
一九五〇年代の草の根メディアとマスメディアについて(鳥羽耕史)
02 大宅壮一の「熱い戦争」と「冷たい戦争」
海外ルポルタージュなどの活動をめぐって(阪本博志)
03 『岩波写真文庫』の眼とヌーヴェル・ヴァーグ 名取洋之助の写真論(角田拓也)
04 暗箱からの透視 埴谷雄高の《存在論的映画論》について(山本直樹) /
Ⅱ 映像・放送メディア
05 思想の慣用語法としての映画 鶴見俊輔の自伝的映画批評(山﨑順子/喜田智尊=訳)
06 勅使河原宏の映画実験 再生という作法(友田義行)
07 テレメンタリーという思考 NHK『日本の素顔』と一九五〇年代(松山秀明)
08 佐々木基一の『テレビ芸術』とテレビドラマ アクチュアリティの追求(瀬崎圭二) /
Ⅲ 表現・身体メディア
09 民主的メディア圏における美の働き
千田梅二と戦後芸術運動(ジャスティン・ジェスティ/狩俣真奈=訳)
10 田中敦子と《電気服》 女性の主体性の回路をめぐって(ナミコ・クニモト/友添太貴=訳)
11 タブローの行方 一九五〇年代後半の美術の分岐点(鈴木勝雄)
12 物質と芸術
戦後日本におけるアヴァンギャルドの理論と倫理(ケン・ヨシダ/喜田智尊=訳)
おわりに(鳥羽耕史)
|
Copyright (C)2006 日本文学協会, All Rights Reserved.
|