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押野武志・谷口基・横濱雄二・諸岡卓真編著
『日本探偵小説を知る 一五〇年の愉楽』



2018年3月30日 北海道大学出版会刊 336頁 2800円+税


まえがき(谷口基) 
第一部 歴史の視座 
〈一八六八~一九二〇年〉 ロマンの源流――明治期探偵小説の萌芽と挑戦(小松史生子) 
一 はじめに 
二 「ローマンスからノベルへ」か、「ローマンスとノベルと」か 
三 上の文学、下の文学――探偵小説と女性 
四 長編探偵小説への憧憬――ローマンスの行方 

〈一九二〇~四五年〉 黄金時代のディレンマ――探偵小説か、文学か(谷口基) 
一 探偵小説は探偵小説以上のものとなりうるか 
二 謎の復権は文学の領土から始まった 
三「文学」は探偵小説を二分した 
四 探偵小説は「文学」に接近し、「文学」を相対化した 

〈一九四五~六五年〉 〈戦後文学〉としてのミステリ(押野武志) 
一 はじめに――〈戦後文学〉とは何か 
二 戦後の本格ミステリ・ブームの背景 
三 安吾と暗号 
四 天城一の実践 
五 ジャンルの再編――安吾から清張へ 
六 純文学変質論争の周辺 
七 おわりに――戦後文学からアンチ・ミステリへ 

〈一九六五~八五年〉 ミステリの〈拡散〉(横濱雄二) 
一 はじめに 
二 時代の拡散 
三 ジャンルの拡散 
四 メディアの拡散 
五 おわりに 

〈一九八五~二〇〇〇年〉 「新本格」の登場とジャンルの変容(諸岡卓真) 
一 はじめに 
二 第一ステージ――「新本格」ムーブメント 
三 講談社の動き 
四 「本格ミステリー宣言」 
五 東京創元社の動き 
六 評論の活性化 
七 「新本格」の定着 
八 文庫化の動きと刊行点数の増加 
九 小説以外のメディアの動き 
一〇 京極夏彦の登場とメフィスト賞の設置 
一一 第二ステージの評論 
一二 ジャンルの拡大と本格ミステリ作家クラブの設立 

〈二〇〇〇年~〉 〈拡散〉と〈集中〉をこえて(井上貴翔) 
一 はじめに 
二 二〇〇〇年代の〈拡散〉と〈集中〉という言説 
三 二〇〇七年の作品群 
四 推理と「空気」という問題系 
五 推理それ自体の前景化 
六 おわりに / 

第二部 探偵小説論の現在 
本格+変格の「お化け屋敷」――山田風太郎『十三角関係』を読む(谷口基) 
一 屠られた「探偵小説」 
二 「お化け屋敷」成立の背景 
三 死者を言祝ぐことばたち 
四 〈神殺し〉の理由 
五 変格的終幕の意義 

読者=犯人の系譜――中井英夫から深水黎一郎まで(押野武志) 
一 はじめに――「意外な犯人」の創出 
二 アンチ・ミステリの特質 
三 入れ子としてのミステリ 
四 アンチ・ミステリからメタフィクションへ 
五 京極夏彦以降 
六 読書行為=犯人の系譜 
七 犯人=読者の限界? 
八 おわりに――「意外な読者」の誕生 

ミステリのメディアミックス――『八つ墓村』をめぐって(横濱雄二) 
一 『八つ墓村』のメディアミックス展開 
二 時間と空間 
三 探偵と犯人 
四 動機と結末 
五 おわりに 

「日常の謎」をこじらせる――相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』論(諸岡卓真) 
一 はじめに 
二 『午前零時のサンドリヨン』の概要 
三 探偵の「余計なお世話」 
四 「日常の謎」の「歪み」 
五 学校と探偵 
六 「日常の謎」をこじらせる 
七 「空気」を読む探偵 
八 言説としての推理 
九 おわりに――

死者の代弁者たち 検索型からポストヒューマンへ――メディア環境から見た一〇年代本格ミステリのゆくえ(渡邉大輔) 
一 メディア技術の発達がもたらす本格ミステリのジャンル的変容 
二 ゼロ年代における「検索型ミステリ」の台頭 
三 「オブジェクト指向」の本格ミステリへ? 
四 「推理」が消失する地平 / 

第三部 座談会 座談会 ミステリと評論の間 参加者:浅木原忍、大森滋樹/葉音、谷口文威、柄刀一、松本寛大/司会:諸岡卓真 
一 ミステリと評論の間 
二 ミステリと北海道 
三 昨今のミステリ出版事情 報告 昨今のミステリ出版事情(谷口文威) 
あとがき(押野武志)


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