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ホルカ・イリナ著
『島崎藤村 ひらかれるテクスト メディア・他者・ジェンダー』


2018年3月30日 勉誠出版刊 248頁 4600円+税


序章 島崎藤村のテクストを〈今〉にひらく 
一、「事実の報告」と「文学の上での報告」 
二、〈世界文学〉としての島崎藤村? 
三、本書の構成と狙い / 

第一部 メディアのなかのテクスト 
第一章 新聞小説と挿絵――名取春仙の『春』 
一、新聞小説としての『春』 
二、新聞小説挿絵とその転換期 
三、名取春仙の挿絵 
四、モデル小説を超えて 

第二章 『文章世界』のメディオロジー――『桜の実の熟する時』の読まれ方 
一、「新生事件」から『桜の実の熟する時』へ 
二、『桜の実の熟する時』の語りと構造 
三、大正期の読者投稿雑誌というメディア 
四、「年若な」読者が求めたもの 

第三章 教育実践としての『藤村読本』――「世界」と「郷土」の狭間 
一、大正期の教育界と文学界の接近 
二、『藤村読本』という書物 
三、世界とのインターフェースとしての『藤村読本』 
四、『藤村読本』におけるもう一つの「遠い国」 
五、ナショナリズムへの批判性 

第四章 教科書の中の島崎藤村―仮定された「内面」への回路 
一、藤村の若い読者たち 
二、教科書で〈現代文学〉を読む――雑誌『国語教育』から見えてくるもの 
三、教授参考書における〈島崎藤村〉 
四、作者の内面はつくられる / 

第二部 テクストのなかの他者 
第五章 翻訳の政治学――ルーマニア語版『破戒』/「Legǎmîntul cǎlcat」の位相 
一、〈社会小説〉と〈告白小説〉の間 
二、戦後ルーマニアといった特殊な時空間  
三、ルーマニア語版『破戒』を取り巻く人物たち 
四、『破戒』の行間を読む 

第六章 青年と〈狂気〉――『春』における〈引用〉の力学 
一、『春』のインターテクスチュアリティー 
二、『春』における『ハムレット』の機能 
三、青木と岸本の「狂じみたところ」の相違 
四、〈狂〉のパラダイム・チェンジ 
五、『春』における透谷像 

第七章 上書き可能な〈自己〉と〈他者〉――「懺悔」と手紙の『新生』 
一、自分を書く『新生』 
二、小説と手紙、小説の中の手紙 
三、節子のディスクール 
四、ジャンルとジェンダー / 

第三部 ジェンダーを撹乱するテクスト 
第八章 〈他人〉の戦争――『新生』とジェンダー規範 
一、藤村の戦争体験 
二、戦前の異国体験 
三、銃後の戦争 
四、節子の〈銃後〉 
五、岸本と節子の〈新生〉 

第九章 女の心身――「ある女の生涯」における老いと病 
一、女の〈狂〉と〈性〉 
二、おげんの「異状」 
三、「そこは女」であるおげんと「あれも女」であるお新 
四、忘却される女 

第一〇章 〈父性〉と〈家族〉のあり様――「嵐」の射程 
一、父と子の物語 
二、〈父性〉と〈家族〉の構築過程 
三、物語の構造と〈帰省〉という転換点 
四、時代背景と「嵐」の批評性 
五、〈新しい父〉と家族の可能性


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