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千田洋幸著『危機と表象――ポップカルチャーが災厄に遭遇するとき』


2018年5月20日 おうふう刊 241頁 2000円+税


序 「虚構の時代」の始発と変容

 「再帰的近代とポップカルチャー」講義
 ――『セーラームーン』『ハルヒ』『ラブライブ!』と三島由紀夫――
 1 「虚構の時代」とポップカルチャーの台頭
 2 再帰的近代の到来
 3 再帰的近代における物語規範
 4 三島由紀夫の認識世界
 5 〝身体〟というフィールドの再構築

Ⅰ 災厄と文化表象
死者と可能世界――村上春樹の一九九五年/『あの花』の二〇一一年――
  1 村上春樹と可能世界
  2 サリン事件・震災と可能世界
  3 幽霊と出会うということ
  4 二元的世界を超えて
タイムリープの暴力――『魔法少女まどか☆マギカ』と『君の名は。』――
  1 日常の一回性・交換不可能性
  2 『魔法少女まどか☆マギカ』――ゲームプレイヤーとしての暁美ほむら――
  3 『君の名は。』――身体からの逃亡――
タイムリープの転倒――「時をかける少女」『ビアンカ・オーバースタディ』と筒井康隆の少女表象――
  1 「時をかける少女」――交換可能な時間/不可能な時間の葛藤――
  2 二つのジュブナイル――男性―父性の掌の上で――
  3 『ビアンカ・オーバースタディ』――タイムリープの転倒―― 
『新世紀エヴァンゲリオン』から見通す『シン・ゴジラ』
  1 『エヴァ』の歴史的意義
  2 メタアニメとしての『エヴァ』
  3 「人間」の転倒/破壊への意志 
生と死の狭間で歌う少女――AKB48から美空ひばりへ、リン・ミンメイへ――
  1 アイドルの記憶装置としての『Show must go on』
  2 焦土に歌う美空ひばり
  3 死を呼び寄せるアイドル、リン・ミンメイ
  4 〝死の天使〟ぱるるの誕生

Ⅱ パラレルワールドを超えて 
声の分有――鈴鹿ひろ美はなぜ歌うのか―
  1 災厄のこちら側/向こう側
  2 声の分有
  3 パラレルワールドを超えて 
アニメファンの身体とその変容――『ラブライブ!』への行程――
  1 原点としての熱狂
  2 抑圧と倒錯の身体
  3 新しい身体の創造へ

ゼロ年代批評とは何だったのか――二つの災厄の「あいだ」で――
  1 批評の変容
  2 ゼロ年代批評の志向
  3 ゼロ年代から二〇一〇年代へ、その先へ



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