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小平麻衣子編『文芸雑誌『若草』私たちは文芸を愛好している』


2018年1月22日 翰林書房刊 349頁 3600円+税


序章
 文芸雑誌『若草』について(小平麻衣子)

第一部 作家とメディア
 『若草』から林芙美子『放浪記』へ――初期作品雑誌初出形からの変容(服部徹也)
 『若草』におけるモダン・ガール――片岡鉄兵の女性観・恋愛観をめぐって(サンドラ・シャール)
 作家たちの「ポーズ」と読者をめぐる力学(村山龍)
 『若草』における井伏鱒二――「第二義的」な雑誌と作家の関係(滝口明祥)

第二部 教育装置をめぐる誘惑と抵抗
 啓蒙される少女たち――『若草』の発展と女性投稿者(徳永夏子)
 『若草』に発表された小説における女性の職業の表象(太田知美)
 『若草』におけるエキゾチシズム――〈南〉の誘惑(ジェラルド・プルー)
 教養としての映画――『若草』の映画記事をめぐって(𠮷田司雄)

第三部 書き手としての読者たち
 『若草』の波紋――読者投稿欄の論争を読む(竹内瑞穂)
 『若草』の読者と前田夕暮の新興短歌(小長井涼)
 復刊後の『若草』――新人小説と早船ちよ(井原あや)

第四部 青年と〈新体制〉
 昭和一〇年代における『若草』「文壇時評」――〝詩〟と〝ヒューマニズム〟(松本和也)
 待たれる「乞食学生」――『若草』読者共同体と太宰治(尾崎名津子)
 〈青年〉はいかに描かれたか――『若草』投稿詩欄(一九四〇~四四年)を中心に(大川内夏樹)
 「女性」の眼差しと「大戦争」の行方――太平洋戦争開戦時の太宰治の作品から(島村輝)


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