■西原志保著『『源氏物語』女三の宮の〈内面〉』■

Ⅰ　女三の宮の「内面」の物語　
一「なかったことにされた内面」　
二　父と娘の物語　
三　自己意識の発生と消去　

Ⅱ　女三の宮の「内面」は描かれない？　
一　「内面」とは何か？　
二　女三の宮の内面　

Ⅲ　『源氏物語』は「女」の物語か？　
一　「女」は「男」を愛すべき？　
二　「女」は子どもを愛すべき？　
三　「私」は「女」なのか　

Ⅳ　女三の宮の現代性　
一　森茉莉『甘い蜜の部屋』と『源氏物語』　
二　〈女性作家〉のセクシャリティ