■関谷博著『明治二十年代 透谷・一葉・露伴
――日本近代文学成立期における〈政治的主題〉――』■
2017年3月1日 翰林書房刊 289頁 3800円+税
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1 〈政治小説〉のゆくえ――『京わらんべ』から『浮雲』へ―― 北村透谷 明治浪漫主義
2 透谷と運動会――自由民権少年――
3 『厭世詩家と女性』――「小児」性について――
4 『伽羅枕及び新葉末集』――自由について――
5 『我牢獄』の両義性――解放/閉塞 / 樋口一葉
6 一葉初期作品と『風流仏』・『風流悟』
7 『にごりえ』と『風流微塵蔵』――女の手紙――
8 『たけくらべ』と『風流微塵蔵』――子どもたちの時間?―― / 幸田露伴
9 露伴にとって小説とは何だったか
10 露伴小説における悟達と情念――『封じ文』から――
11 幸田家の明治維新
12 『雪紛々』について
13 向島蝸牛庵――中川のほとりで――
付 紹介 池内輝雄・成瀬哲生著『露伴随筆「潮待ち草」を読む』
岩井茂樹著『日本人の肖像 二宮金次郎』を読んで
露伴と大震災
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