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吉村英夫著『愛の不等辺三角形――漱石小説論』



2016年11月10日 大月書店刊 242頁 1800円+税


第一章『三四郎』 三四郎の上京一九〇七年 池の女 「新しい女」とイプセン 迷える羊 「森の女」 愛の不等辺三角形 電車、電灯の時代 『三四郎』の明るさ 

第二章『それから』 美禰子から代助へ 「明」と「暗」 計算された章立て 三千代への愛 白百合 職業を探して来る もうひとつの『それから』論 日本は一等国か 外発的と内発的開化 

第三章『門』 冒頭の明るさ 子供のいない夫婦 「赤」のイメージ 参禅する宗助 「他者を持たぬ」宗助と御米 「大逆」事件 『門』の評価について 

第四章『三四郎』以前『坊っちゃん』『草枕』『虞美人草』『坑夫』 三ノ人物ノ交錯シテ無限ノ波乱ヲ生ズ(漱石) 『坊っちゃん』――愛のトライアングルの原型 『草枕』――愛と「非人情」 『虞美人草』――愛の相関図 『坑夫』――奇妙な三角形 

第五章『彼岸過迄』 敬太郎の「探偵」 市蔵と千代子 もうひとつのトライアングル 「一筆がきの朝貌」 
第六章『行人』 霊と肉 嫂との一夜 お直の訪問 「人間全体の不安」 幸福と自由を他に与える――いまなぜ漱石か 

第七章『こころ』 ミステリー仕立て 「謎」の提示 先生・K・お嬢さん なぜ漱石は、「禁書」にならなかったか 

第八章『道草』 養父 嫂・登世 大塚楠緒子 戦争詩 第九章『明暗』 未完――最後の小説 強い女性 「二項結合」を求めて おわりに――私の漱石



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