■張競・村田雄二郎編 篠崎美生子ほか編集協力
『侮中と抗日 1937―1944 日中の120年 文芸・評論作品選3』■
2016年5月13日 岩波書店刊 315頁 4200円+税
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1 文化人たちが見た中国
没法子(金子光晴)
杭州(小林秀雄)
武田泰淳二篇
北京の輩に寄するの詩
土民の顔(武田泰淳)
支那と中国(竹内好)
中国との文化的接触の道程(藤田嗣治)
シナ人のこころ(奥野信太郎)
私は信じ私は待つ(草野心平)
2 対立から敵対へ
支那軍の鬼畜性(山川均)
山川均先生に(巴金)
日本の娼婦と文士(郁達夫)
戦禍の北支雑感(吉川英治)
北支事変について(萩原朔太郎)
蕭軍より中野重治に(蕭軍)
中野重治より蕭軍へ(中野重治)
謝冰瑩二篇
日本獄中生活
壁のスローガン(謝冰瑩)
3 作家たちが見た戦争
南京より(黄瀛)
事変余話(井伏鱒二)
日本の友人へ(巴金)
閘北三義里の戦蹟(佐藤春夫)
茅盾三篇
神聖なる砲声の中で
恐怖の手段によって屈服させられるものにあらず
敵の文化破壊から語り起こす(茅盾)
戦禍の北支上海を行く(抄)(吉屋信子)
児童の最大の敵を撃退せよ(老舎)
上海雑観(三好達治)
敵の飛行機と大砲に大いなる感謝を(陳独秀)
沈思せよ蔣先生(高村光太郎)
4 抵抗と協力
支那に対する我が認識不足(桐生悠々)
「東亜協同体」の理念とその成立の客観的基礎(尾崎秀実)
蔣介石二篇
日本国民に告ぐ
近衛声明を反駁す(蔣介石)
汪兆銘二篇
華僑某君に答ふ
日本に寄す(汪兆銘)
誤れる支那観の是正(橘樸)
周幼海二篇
私と日本
日本概観(抄)(周幼海)
胸中の苦悶(吉田東祐)
支那大陸を重視せよ(東洋経済新報)
5 満蒙という物語
駱駝行(抄)(室生犀星)
満洲の風物(保田與重郎)
満洲の印象(小林秀雄)
佐多稲子二篇
奉天所感
大連の印象(佐多稲子)
爆発(菊池寛)
満洲開拓体験記(葉山嘉樹)
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