■中村三春編『映画と文学 交響する想像力』■
2016年3月24日 森話社刊 331頁 3400円+税
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はしがき――日本における映画と文学(中村三春)
Ⅰ ジャンルとメディアの形成
カリガリからドグラ・マグラへ(佐藤泉)
女性文芸映画というジャンル その発端と終焉(中川成美)
アニメーションと絵本、児童雑誌の往来 一九五〇年前後における動向より(萩原由加里)
現代の恐怖、真実の二重化 一九六〇年前後のスリラー映画とその周辺(川崎公平)
コラム① プロレタリア文学と映画(雨宮幸明)
コラム② 乱歩と映画(井川重乃)
Ⅱ 協働とメディア・ミックス
安部公房の残響 勅使河原宏『サマー・ソルジャー』試論(友田義行)
探偵とノスタルジアの視線 『獄門島』をめぐって(横濱雄二)
大江健三郎の映画観と小説 『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』論(高橋由貴)
コラム③ ジャパニーズ・ホラーの成立(本田みなみ)
コラム④ 映画『ノルウェイの森』(平野葵)
Ⅲ 川端康成の小説と映画――パリ国際ワークショップより
川端康成の文学と映画の特性 豊田四郎監督の『雪国』を中心として(中村三春)
「有りがたうさん」をめぐる追走劇(宮本明子)
ふたつの『千羽鶴』 映画の宿命に抗して(志村三代子)
「文芸アニメ」にとって〈原作〉とは何か アニメ版『伊豆の踊子』の脚色(米村みゆき)
川端作品における映画性の特徴(坂井セシル)
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