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国文学研究資料館編『もう一つの日本文学史――室町・性愛・時間』


2016年3月25日 勉誠出版刊 284頁 2800円+税

    
序文(伊藤鉄也)

Ⅰ もう一つの室町――女・語り・占い
 [イントロダクション]もう一つの室町―女・語り・占い(小林健二)
 「占や算」―中世末期の占いの諸相(マティアス・ハイエク)
 コラム◎室町時代の和歌占い―託宣・呪歌・歌占(平野多恵)
 物語草子と尼僧―もう一つの熊野の物語をめぐって(恋田知子)
 女性・語り・救済と中世のコスモロジー―東西の視点から(ハルオ・シラネ(翻訳:北村結花))
 コラム◎江戸時代の絵画に描かれた加藤清正の虎狩(崔京国)

Ⅱ 男たちの性愛――春本と春画と
 [イントロダクション]男たちの性愛―春本と春画と(神作研一)
 若衆―もう一つのジェンダー(ジョシュア・モストウ(翻訳:亀田和子))
 西鶴晩年の好色物における「男」の姿と語りにおける機能(ダニエル・ストリューヴ)
 その後の「世之介」―好色本・春本のセクシュアリティと趣向(中嶋隆)
 コラム◎西鶴が『男色大鑑』に登場するのはなぜか(畑中千晶)
 春画の可能性と江戸時代のイエ意識(染谷智幸)
 艶本・春画の享受者たち(石上阿希)
 春画における男色の描写(アンドリュー・ガーストル)
 コラム◎欲望のありがちな矛盾―男が詠う春本の女歌(小林ふみ子)

Ⅲ 時間を翻訳する――言語交通と近代
 [イントロダクション]呼びかけられる声の時間(野網摩利子)
 梶井基次郎文学におけるモノの歴史(スティーブン・ドッド(翻訳:村山和裕))
 テクストの中の時計―「クリスマス・キャロル」の翻訳をめぐって(谷川惠一)
 近代中国の誤読した「明治」と不在の「江戸」―漢字圏の二つの言文一致運動との関連(林少陽)
 漢字に時間をよみこむこと―敗戦直後の漢字廃止論をめぐって(安田敏朗)
 「時」の聖俗―「き」と「けり」と(今西祐一郎)
 コラム◎日本文学翻訳者グレン・ショーと「現代日本文学」の認識(河野至恩)
 コラム◎『雪国』の白い闇(山本史郎)

 三年間のおぼえがき―編集後記にかえて(谷川ゆき)


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