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日本近代文学会関西支部編
『作家/作者とは何か――テクスト・教室・サブカルチャー』


2015年11月10日 和泉書院刊 250頁 3600円+税

    
第Ⅰ部 シンポジウム「文学研究における〈作家/作者〉とは何か」
 報告① 登場人物の類型を通して作者は何を語るか――私小説を起点に(日比嘉高)
 報告② ジャンル・文体の社会的機能と〈作者〉――〈書く読者〉から見た夏目漱石(北川扶生子)
 報告③ 教室の中の〈作家〉――伝記教材における作家像(木村功)
 報告④〈作家/作者〉はなぜ神話化されるのか――文芸解釈の多様性と相対性(中村三春)

全体討議のまとめ

第Ⅱ部〈作家/作者〉を考える
■拡張する〈作家/作者〉イメージ
 「こゝろ」論争の本位――〈作者〉問題の向こう側(内藤由直)
 交錯する「立体」――テクストと作者をつなぐ通路(田口律男)
 文学の教養化と作家の効用――国文学・鑑賞主義論争にふれて(小平麻衣子)
 作者と訳者の境界で――ロラン・バルトから森鷗外へ(野崎歓)

■教室のなかの〈作家/作者〉
 「古典」との橋渡し役としての「近代以降の代表的な」「作家」
              ――平成20年版中学校学習指導要領を視点として(宮薗美佳)
 話者の判断の表れた言葉に着目して「高瀬舟」(森鷗外)を読む(寺田守)
 答えのない「謎」をめぐって――国語教材になった村上春樹の短編作品(清水良典)

■サブカルチャーと〈作家/作者〉
 TVアニメにおける〈作家/作者〉
          ――『魔法少女まどか☆マギカ』における演出スタイルから(禧美智章)
 ホラー作家はどこへ行く――「実話怪談」系文庫の変遷を軸に(奈良崎英穂)
   (附)「実話怪談」系文庫リスト
 創造され続ける「私」(「作者」)――さくらももこ作品における「神」と〈笑い〉(山田夏樹)

あとがき(大橋毅彦)



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