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野村幸一郎著『日本近代文学はアジアをどう描いたか』■


2015年11月2日 新典社刊 252頁 1800円+税

    
序章 表象のアジア――その起源とフェノロサの比較文明論 
  はじめに
  反近代の系譜学
  〈東洋〉の発見
  もう一つの「進化」
  表象のアジア
第一章〈脱亜〉と〈興亜〉――森鷗外・岡倉天心の黄禍論批判 
  はじめに
  『黄禍論梗概』と「支那保全論」
  人種と国民/天心の黄禍論批判
  「文明」化するアジア 
第二章 交通空間としての満州――夏目漱石と後藤新平 
  はじめに
  後藤新平との思想的邂逅
  切り取られた風景
  文装的武装の行方
  漱石のナショナリズム 
第三章 コスモポリタンの憂鬱――佐藤春夫と台湾原住民(一) 
  はじめに
  入れ墨を拒む女
  文明と野蛮
  迷信と暴力
  一回性の構造 
第四章「蕃人」幻想の起源――佐藤春夫と台湾原住民(二) 
  はじめに
  「蕃害」と帝国
  森丑之助の官憲批判
  妄想の生まれる場所
  憧憬と差別 
第五章 都市漂流民のナショナリズム――林芙美子と日支事変 
  はじめに
  〈兵隊賛美〉という問題
  戦争協力について
  二つの中国認識
  都市漂流民の行方 
第六章 右翼の系譜学――保田與重郎とアジア太平洋戦争(一) 
  はじめに
  西郷南洲の問題圏
  アジア主義者たちの夢
  陽明学のエートス
  アジアと国体 
第七章 イロニーとしての大東亜共栄圏――保田與重郎とアジア太平洋戦争(二) 
  はじめに
  「ことよさし」の構造
  解放と侵略
  イロニーとしてのアジア 
終章 動態としてのアジア――坂口安吾の日鮮同祖論 
  はじめに
  移動と抗争
  日鮮同祖論の系譜
  文化と交通



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