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川村裕子著『装いの王朝文化』


2016年7月25日 KADOKAWA刊 187頁 1600円+税

    
第一章 社会の呪縛と衣が語るもの
  衣の呪縛
  形から入る
  残ってしまった大失態
  千年以上残った恥
  反射する暗い記号
  やつす人
  ドレス・ダウンの意味
  衣を貰った人
  衣に取り込まれるということ
  装束の外側

第二章 狩衣と恋が語るもの
  狩衣とは?
  恋と狩衣
  恋の隠れ蓑
  恋の道具立てと狩衣
  頭中将の不思議な狩衣
  ひるがえる恋衣
  やつすということ
  隠しすぎる意味
  繰り返される衣の非日常性
  旅の衣に絡みつく視線
  『蜻蛉日記』の唯一の狩衣 

第三章 直衣と普段着が語るもの
  正装と普段着と
  兼家の直衣はジャージか
  兼家の行動分析
  兼家の直衣参内の勅許
  兼家と同じ姿の人
  直衣の変貌
  直衣への変貌
  晴れがましい直衣姿
  究極の直衣 

第四章 人物の衣が語るもの
  人物と衣の記号
  鬚が目立つ人
  鬚黒のうるわしいファッション
  衣を汚す妻の復讐
  衣の気遣い
  はなやかな鬚黒のモード
  堂々とした鬚黒
  逆転する衣と人物
  変人方弘
  変人方弘の足下
  方弘の逆転現象 

第五章 時のなかの衣が語るもの
  衣と時の不思議な関係
  縫製の意外なスピード
  針と糸とすばやさと
  仕立ての締め切り
  再生した衣たち
  わかっているのに……
  大変な妻の仕事
  夫の衣を破る妻
  さまよう衣たち
  時を超える十二単 

第六章 着替えの衣が語るもの
  衣を替える時
  新たな世界への飛翔
  スピードと早替わり
  道の途中で着替える人
  家のなかのすばやい着替え
  社会性を帯びて
  不思議な作品
  不思議な対照
  繰り返されるパターン
  こぼれ落ちる自負 

第七章 親子の衣が語るもの
  謎の多い子ども服
  一瞬の動き
  道綱を勝利に導いたもの
  母の魂
  見られる外出着
  祭の大変な準備
  舞人道綱の衣と母の自負
  外からの視線
  子どものめぐりくる衣


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