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北川秋雄著『佐多稲子研究(戦後篇)』


2016年3月30日 大阪教育図書刊 417頁 7000円+税

    
総論――佐多稲子の文学と戦後日本

 Ⅰ 戦後出発と戦争責任問題 
「樹々のさやぎ」――敗戦直後の勧善懲悪小説 
「私の東京地図」という迷路 
佐多稲子の敗戦処理――「虚偽」「泡沫の記憶」を中心に 
「夜を背に昼をおもてに」論――婦人民主クラブのことなど

 Ⅱ 五〇年問題
佐多稲子の五〇年問題――「みどりの並木道」のことなど 
「機械のなかの青春」前後――一九五一年党除名と復帰の間に

 Ⅲ 党復帰から再除名まで 
戦後の中間小説――「体の中を風が吹く」「愛とおそれと」を中心に 
「歯車」論――非合法時代〈正史〉としての制約 
「灰色の午後」論――恥をさらすということ 
「渓流」私注――三つの家と背後の闇 
「虚偽」その後――「ある夜の客」「年賀状」のこと)

 Ⅳ 党から離れて、そして晩年 
「塑像」私注――〈階級的と、人間的ということ〉 
「重き流れに」「樹影」論――再除名からの反転 
「時に佇つ」「夏の栞」論――美しいということ

 補遺 
ある時期の堀辰雄と佐多稲子 
窪川鶴次郎の文学と佐多稲子 
南方派遣と「若き妻たち」のこと 
佐多稲子と播磨――姫路・相生・明石、そして西沢隆二 
佐多稲子「たけくらべ」論資料について


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