■松本 徹・佐藤秀明・井上隆史・山中剛史編
『三島由紀夫・短篇小説』■
2015年3月20日 鼎書房刊 214頁 2500円+税
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「スタア」の世界―映画と三島由紀夫――山内由紀夫
「剣」論――「思想」を生きる人――佐藤秀明
三島由紀夫「月」論――雑誌「世界」とビート・ジェネレーション――久保田裕子
「女性自身」と三島由紀夫――「雨のなかの噴水」の再掲をめぐって――加藤邦彦
「遠乗会」論――幻滅と優雅、ラディゲ・大岡昇平に比しつつ――細谷博
『軽王子と衣通姫』論――原田香織
「存在の無力」という「時代の悩み」――「幸福といふ病気の療法」論――山﨑義光
「真夏の死」論――〈喧騒〉と〈静寂〉を内包する季節――沖川麻由子
「私小説」とゆらぐ語り手――三島由紀夫「詩を書く少年」論――稲田大貴
二つの「リドル・ストーリー」
――三島由紀夫「橋づくし」と村上春樹「バースデイ・ガール」――大木志門
「女方」におけるクィアな身体――有元伸子
占領下の無秩序への化身――『鍵のかかる部屋』――松本徹
戦争の記憶の行方――「足の星座」から「英霊の声」へ――中元さおり
「帽子の花」論――アメリカの「光」と「影」――九内悠水子
マスコミ時代の貴種流離譚――三島由紀夫「スタア」論――山中剛史
鼎談「こころで聴く三島由紀夫Ⅲ」アフタートーク
『邯鄲』について――宮田慶子・松本徹・井上隆史(司会)
「近代能楽集」の演出に思うこと――田中美代子
未発表「オリンピック」取材ノート(全)――翻刻 工藤正義・佐藤秀明・井上隆史
●資料 三島由紀夫著「美しい星」について――犬塚潔
●書評 山内由紀人著『三島由紀夫の肉体』――山中剛史
南相旭著 三島由紀夫における「アメリカ」――井上隆史
●紹介 犬塚潔著『豊饒の海』の装幀の秘密―松本徹
ヴォルスカ・ヨアンナ著『空虚の顕現』――山中隆史
ミシマ万華鏡――松本徹・山中隆史
山中湖文学館便り
編集後記――松本徹
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