ロゴ
Home | About Us | Contact Us | Site Policy | Access Map

中村 誠著『山の文芸誌「アルプ」と串田孫一』


2014年11月26日 青弓社刊 318頁 3000円+税


   第1部 串田孫一の諸相 

第1章 山に登る串田孫一/山を書く串田孫一 
 1 登山の始まり 
 2 谷川岳カタズミ岩登攀と鳥甲山登山 
 3 山を書くこと 
 4 「山登りの恥かしさ」 

第2章 串田孫一の初期詩業と詩誌「歴程」 
 1 青春期における詩の創作 
 2 「歴程」の時代 
 3 串田孫一の詩の特色 
 4 串田孫一の「一くせ」 

第3章 串田孫一と同人誌「アルビレオ」 
 1 「アルビレオ」の概略とその自然志向
 2 「アルビレオ」が持つ素人性
 3 「アルビレオ」の若手に見る抒情
 4 串田孫一の詩精神と「アルビレオ」 

第4章 『博物誌』の世界
 1 『博物誌』刊行までの経緯
 2 文学としての『博物誌』
 3 『博物誌』に現れた自然観
 4 〈物象〉と〈形象〉へのこだわり
 5 『博物誌』成功の要因

   第2部 登山と文学 

第5章 一九三〇年代の〈山岳文学論争〉をめぐって
 1 船田三郎と桑原武夫の「山岳紀行文」批判
 2 〈文学志向主義〉と〈山岳優先主義〉
 3 新時代の〈山岳文学〉への模索
 4 〈山岳文学論争〉の帰結 

第6章 串田孫一と山岳雑誌「まいんべるく」
 1 同人誌「まいんべるく」の概略
 2 「熊の番人」(第四号)の誌面から
 3 「風の伯爵夫人」(第六号)の誌面から
 4 「登山」の外周
 5 「まいんべるく」の若い同人たち 

第7章 昭和三十年代の「アルプ」が果たしたもの
 1 昭和三十年代初めの登山界の状況
 2 「ケルン」の創刊
 3 「アルプ」の創刊
 4 「アルプ」の特色
 5 「アルプ」が目指したものとその限界

   第3部 「アルプ」の詩人たち 

第8章 孤独の詩人 尾崎喜八 
 1 人道主義詩人から自然詩人へ
 2 再生への道……富士見時代
 3 「アルプ」の時代 

第9章 鳥見迅彦の〈山の詩〉
 1 詩集『けものみち』と詩誌「歴程」
 2 詩集『なだれみち』と「アルプ」
 3 〈山の詩〉の変化 

第10章 辻まことの〈風刺的画文〉
 1 辻まことの始原とその立脚点
 2 カルトゥーニストとしての辻まこと
 3 集大成としての『虫類図譜』 

第11章 辻まことの〈山の画文〉
 1 辻まことと山との関わり――三つの時代
 2 「歴程」への参加――〈表現者〉辻まことの誕生
 3 「アルプ」への参加――山を書く/山を描く
 4 「山の男」への畏敬 
5 昭和三、四十年代という時代のなかの「アルプ」 

終章 「アルプ」以後とこれから 串田孫一が関わった雑誌年表
 




ページトップへのボタン このページのトップへ


Copyright (C)2006 日本文学協会, All Rights Reserved.